移住して知る春の山菜ワラビの見つけ方やあく抜きと美味しい食べ方

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移住したての頃、十足(とおたり)という地域を通って行くと、

道路際に、今にも倒れそうなバラックの建物があって、
おばあさんが一人で野菜を売っていた。(今はない)
地元の野菜を売っているのかなと思って寄ってみると、

水につけたままのワラビが沢山あった。もうあく抜きしてあるのですぐ食べられるという。
食べ方を聞いて、うちに帰って早速食べてみると、
この世にこんなに新鮮で美味しいものがあるのか?!と感動したことを覚えている。

それからは毎年買っていたんだけど、ある時友人がワラビなんて、
その辺にいっぱい生えてるよと教えてくれた。

ええ====っつ!! 青天の霹靂だ。私は本当に無知だった。

それからはワラビを探す毎日になった。(凝り性)

目次

ワラビってなあに?

↑ ぽつんと生えてるのがワラビ

ワラビはワラビ科の多年草シダの植物で、日当たりの良い原野や山の斜面などに生えている。一か所に群れて生えることが多い。
根茎は良質のでんぷんで、ワラビ粉としてわらび餅などの材料になる。

今度根っこを掘り出してみようっと。

ワラビの見つけ方のコツ

まず、山菜採りの常識=場所は秘密にする。
山菜の場所は親子であっても絶対に教えないのだそうだ。

ゆえに場所はどこ?なんて聞かないこと。これはマナーです。

ワラビを見つけたいと思うなら、まず成長した姿を見つけることが先です。

成長して独特のシダの葉っぱを出している姿を見つけたら、
翌年の春にはその場所に芽が出るから、その場所を覚えておく。
わらび地図を作っても良いですよね!

上の写真のように群れて生えていればいいんだけど、そう簡単にはいかない。
ポツンポツンと生えている場合が多い。

上の写真のように葉っぱがいっぱいということは、
誰も採らなかったってことなのかな?と思う

山の中か、危険な場所?なのかもしれない。あるいはワラビ畑?
誰にも手が出せそうにない場所には、結構群れて生えている場合が多い。
国道沿いにもそんな場所がある。横目で見るだけですけどね。

ワラビはだいたいポツンと1本だけ飛び抜けて生えている。
群れているとは言えなくても、だいたいその周りに生えていることが多い。

まだ5センチくらいしか伸びていない時期なら、

探すコツはしゃがんで見ること。

立ったままだと見つけにくいのです。

目線を低くすることで見つけやすくなります。

今日の収穫をご披露します。

まだ小さいのに大きく育つまで待てません(笑)

それと大きくなるまで待つと、他の人の目にも触れてしまうので、
早いもの勝ちです。すぐまた他のが出てくるので、これでも良いのです。
夫は山菜が嫌いなので、少量でも私1人分があれば良いのです。

ワラビのあく抜きの簡単な方法

ワラビはアクが強いのでそのままでは食べられません。
採ったら即、アク抜きをします。

あく抜きに藁灰を使う方法もありますが、手に入りにくいので重曹で十分です。

 

ボールやバットにワラビを並べ、重曹を小匙1を掛けて、熱湯を掛けます。
そのままお皿などで落し蓋をして、完全に浸かるようにします。
このまま一晩おきます。

翌朝は水を変えて、水に浸したまま冷蔵庫などで保存します。

この方法は、十足の露店のおばあさんに教えていただいた方法です。

ワラビの美味しい食べ方

ワラビの美味しさはその茎の粘りだと思います。

まずあく抜きしたワラビの根っこの辺りを指先でちょっと強めに押すというか、
軽くつぶせる柔らかいところで切り落としします。

後はまな板に並べて、茎の真ん中から下の方を包丁の背中で軽く叩きます。
で、粘りが出たらOKです。つぶしてしまう必要はないです。
爽やかな歯ごたえが大事です。

また、お好みで叩かなくてもかまいません。
あとは一口大に切って器に盛り付ければ食べられます。

味付けは鰹節を乗せてお醤油を掛けるだけです。

そんなシンプルな食べ方が一番美味しいのです。
これを煮つけにしようとすると、中の水分がでてしまって、
ワラビらしさが無くなります。

さっと浸し汁につけて置く程度なら良いかもしれません。

わらびのレシピ

ワラビのレシピと言えば、一番ポピュラーなのは山菜そばではないでしょうか?
美味しいですよね!

あとは天ぷらですね。
ふきのとうや、きのこと一緒に天ぷらにすると良いですね。

天ぷらや、他のどの料理にも、あく抜きしたワラビで作ります。

あとは炊き込みご飯や、卵とじなども美味しいです。
大量にワラビが手に入った時に作ります。

やはり出始めたころのワラビを、
鰹節とお醤油だけで食べるのが、新鮮で一番美味しいです。

ワラビはどこで買えるの?

春になれば普通にスーパーで売っていますが、採ってからどれくらい時間が経っているのか?がちょっと気になります。買ったら大急ぎであく抜きをしてください。

これは私の失敗例です
あく抜きをしっかりしたいし、根元の固い部分を軟らくしたくて、重曹を入れた湯が沸騰したら、ワラビの根元を輪ゴムで結び、先に根元だけ熱湯につけました。それで、1分くらいしたら火を止めて、後は全部そのお湯に浸すのです。
で、どうなったかというと、ぐちゃぐちゃの根元と全体が歯ごたえのないワラビになりました。これは時間を変えて何回もやったのですが、うまくいきませんでした。当然美味しくないです。わらび・・どこへ行ったの?という感じでした。

結局、あのおばあさんが教えてくれた方法が一番美味しく出来るのです。
あく抜きしたあとの根元の固い部分はさっさと切って捨てます。
未練は失敗のもとです。潔く美味しい部分だけを食べましょう。

あと、もし車で伊豆にいらっしゃるなら、
今まで私がご紹介した地元の野菜などを売っているお店等に行かれると、
きっといろんな山菜を売っていると思います。
どうぞお立ち寄りくださいませ。

以前の記事をリンクしておきます。

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まとめます

  1. ワラビを見つけるコツは、成長した姿を覚えてチェックしておき、翌年の春にその場所で採る。
  2. ワラビの見つけ方のコツは、しゃがんで目線を低くして見ること。
  3. 群れて生えているような場所を探すのが一番。
  4. 山菜の場所は人に聞かないのがマナーです。自分で探す努力が楽しいんです。
  5. 採って良い場所と駄目な場所があるので、よくお確かめください。
  6. あく抜きには重曹で十分です。
  7. 新鮮なうちにあく抜きしたら、シンプルに食べるのが一番美味しいです。

ここまでご覧いただきまして有難うございました。

下はあく抜きしてから水煮にしてあるので、すぐ料理に使えるそうです。便利ですね。

 

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