移住生活では必須の庭の手入れが簡単楽々安く済む5つのコツをご披露

☆ 当ページのリンクには広告が含まれていることがあります。

伊豆高原での庭の維持管理費や手間は中々大変です。

特に昨年からの花の苗や球根が高いのなんのって!
こっちは年金生活者です。
今までのようにガバーッとは買えなくなりました。

その中で工夫したやり方が出来てきて、楽になってきた。
今回はそのコツを5つに分けてご披露します。

目次

移住した頃の庭の状態は?

ただの原野でした。もう写真も見つからないです。

伊豆高原は大室山が噴火して出来た溶岩台地なので、
何十メートルも溶岩の石がごろごろと積み重なった土地なのです。

つまり土が少なく、草木の根が入りにくい。育ちにくいという特性があります。
それなのに雑草は強く、根っこが石の隙間に入り込んでいて草取りが大変です。

土を買うこと自体が大量に必要になるので、庭作りにはいつもお金が掛かります。

最初の花壇造りが1番の大変だった

毎日ひたすら土木工事です。
タイルやレンガ、庭用具類など随分買いました。

あの時は54歳だったから、まだ体力や気力があって出来ました。
石を掘り出して整えて、園芸用の土をいっぱい買ってばらまきます。

その後、試行錯誤を重ねて15年。ひととおりの花を育てて、
花の癖も知り、育ちやすい花、手間のかからない花、
蔓延る花などを経験して勉強しました。

また、育ててみないと分からない花もありますね。
その土地に合った花があるということでしょうか。

例えば、寒冷地ならやり方が全然違ってくるからです。

手間のかからない庭とは?

シニアの場合は、だんだん体力がなくなってくるので、花壇を縮小していく庭づくり。
又は手間を掛けないで、毎年花や草木が楽しめる庭づくりが必要です。

1・背が高めで面積を取ってくれる花木を生かす。

2・中くらいの背の高さで、毎年咲いてくれる宿根草や多年草。

3・小さな背丈で、多年草や宿根草、コリウスを生かし、ポイントで1年草を植える。

多年草とは?植えっぱなしで毎年花が咲くが、冬は枯れて地上部が無くなる

宿根草とは?植えっぱなしで毎年咲くが、地上部は残る。

コツ1・庭の奥には背の高い花木を植える

上の写真は白いのがユキヤナギで、黄色がレンギョウです。
春の定番ですね。

ユキヤナギのランダムな枝先が風に揺れて私の大好きな花です。
毎年大きくなります。これと黄色のレンギョウは相性抜群です。

これは常緑樹で、手間が要らない上に、毎年花を咲かせてくれる心強い存在です。

他に、タニウツギ・沈丁花・キンモクセイ・ハナモモ
梅・椿・アジサイ・ドウダンツツジ・コデマリ・オオデマリ

百日紅・ブッドレア・バラの原種・クチナシ・ロウバイ

どの季節にも何かしら咲いてくれる花木は、
1度買えばずっと育ってくれるので経済的です。

香りの良い花も素敵ですね。

コツ2・中くらいの背丈で場所を占めてくれる宿根草

ユリオプスデージーやハーブ系もお薦めです。
チェリーセージなどは香りが良くて丈夫で勝手に大きくなって増えてくれます。
秋のルリマツリ、春からのガウラ、
アガパンサス・ルリマツリ、アジサイ、サルビアレウカンサ、

多年草でシャクヤク、毎年美しい花を咲かせてくれるのだけど、
結構葉っぱが場所を取ります。

マーガレットやオステオスペルマム、オルレアなどはすごく広がってくれるので、
見ごたえのある庭になります。
春から夏のミソハギ、エキナセアも素敵です。


上は多年草で、毎年確実に咲いてくれるミソハギです。
昔からある花ですが、中くらいの高さで庭の見栄えが良くなります。。

コツ3・背の低い草花は手前に植える

庭の真ん中のスペースです。隙間にはグラジオラスの球根が植えてあります。ここは背に高いものは植えません。

見切り品の安い苗を生かして経済的に

年末に見切り品でストックを6個くらい買った。1個78円くらいだった。

見切り品は大歓迎!
たまに花屋さんで、狂ったように?捨て値で売っている見切り品がある。

切り戻したり、来年咲きそうなら迷わず買うし、大事に育てれば再生します。

中心の枝が1本しかなくて、花が全部落ちていたんだけど、
喜んで買って、その枝を根元でカット。
春に脇芽が増えてこの花盛りです。ちょっと待てば良いのです。

同じくキンギョソウの、茎が細い安い苗を買って、同じく茎を根元でカット。
春にはこのように目数が増えて、見事の咲いてくれています。

冬から春はスポット的に1年草を楽しむ

上は毎年買う1年草で、背が低いネモフィラ。大好きです。
代表的な1年草で、秋から冬はパンジーやビオラが彩りを添えますが、
しょっちゅう花がらを取らないといけないので手間がかかります。

手間を掛けたくない人はだんだん減らす傾向でOKです。
昨年は6個くらいしか買いませんでした。減り気味です(笑)
昔は30個くらいは買っていたのです。

常緑に近い花で、ゼラニウムがあります。色とりどりで華やかです。
これは真冬以外はずっと花が咲き続けますが、雨に弱いので鉢植えにして、
軒下のような場所に置くのがコツですね。

引き立て役に白いノースポールは必須

これも1年草ですが、必ず秋に買って庭のあちこちに植えます。
根っこを充実させるために、春のこぼれ種が育つのを待ってはいられないのです。

3月からは他の花の引き立て役として、大きな面積を占めて欲しい花です。

春のメインは植えっぱなしの球根の花を楽しむ

我が家のムスカリ。勝手に増えてあちこちに咲いている。

群れて咲くのが可愛い。道端でもどんどん増えて丈夫。
フリージア、ハナニラ(雑草扱いですが)、スズラン水仙、

近所を散歩すると、あちこちで見かける花のNo1は水仙です。
群れて咲くし、香りが良いのでうれしい花です。

上の写真はムスカリや水仙と同じ時期に咲く、水仙の種類で、
黄色の可愛いバルボコジュームです。
我が家ではなぜだか定着しませんでした。残念。

チューリップは毎年植えたいけど・・

植えっぱなしだと球根が小さくなって、2年目くらいしか咲かないので、
毎年買うことになります。ものすごく値段が上がったので、今年は買いませんでした。

チューリップは春の喜びを感じさせる花なので、咲いていない今年は寂しいです。
今年は球根が高価でしかも種類も少なくて、あっという間に売り切れていました。

コツ4・カラーリーフを増やしていく

上はカラーリーフのみですが、美しいですね。

私の好きなフウチソウ(上の写真)というのがあるのですが、
葉っぱが本当に美しいのです。花と同様に大事にしています。
しかも年々大きくなっていくので株分けします。

苗はいつでも一番小さいものでOKです。すぐ大きくなりますので。

こういう葉っぱ物を増やしていき、合間に花を入れていくと、
手間のかからない庭作りが出来ます。

コツ5・バラに手を出さない

バラは美しいのですが、とんでもなく手間がかかります。
春から秋まで消毒が必要で、育てる側がそれを吸い込まないかと心配になる。

また真冬は穴を掘って肥料を大量に入れていくので、キツイ肉体労働が必要です。
他に誘因や剪定も必要です。

またもっと欲しいと欲だらけになる恐れが・・?(笑)
そういう意味ではお金もかかるのです。

今年は絶対にバラの手入れはしないと夫に宣言しました。
私ももうすぐ70歳です。
もう仕事とバラの真冬の肉体労働との両立は無理です。

バラはいつも私に仕事することを要求します。
それが苦痛なのです。

どうしても植えたい時は丈夫な原種系のバラをお薦めします。
でも基本、美しいバラは公園やバラ園で見るだけでも良い気がします。

まとめます

  1. シニアは年々体力を使わないで済むような庭作りを目指すと楽。
  2. 花木・多年草・宿根草・1年草の特性を知って生かすと良い。
  3. 庭全体の大きさや形でレイアウトを最初に考える。
  4. いつも眺めたい場所からの見栄えを計算する。
  5. 昨今は苗や球根が高いので、刺し芽で増やしたり、見切り品を買ったりで工夫する。
  6. 花からカラーリーフへの方向転換が手間を減らすことになる。
  7. バラに手を出さない。植えたいなら、原種にすると手間がかからない。

ここまでご覧いただきましてありがとうございました。

  • URLをコピーしました!
目次