別荘地では樹木管理で老後がわかってしまう?最大の泣きどころ!

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別荘地で樹木管理が最大の泣きどころなんて、そんな馬鹿な・・。

美しい自然が売りのはず。

なぜこれで老後がわかってしまうのか?

では順を追って説明致します。

目次

樹木の手入れは何歳まで出来るのか?

1・目安ですが、樹木の手入れは70歳~75歳くらいまでは自分で出来そうでも、
   それ以降は放棄すると想定しておきましょう。

(体力の個人差が大きい上に、外の作業の多さに気力が追い付いていかない)

2・真夏の作業はシニアだけでなく、若い方でも無理な場合が多い。

 虫が多いし熱中症の恐れもある為、無理をしないで下さい。

3・毎日のように少しずつ手入れをされる方と、全くされない方に分かれます。

生垣の剪定はどうすれば良いの?

別荘地では大体1区画が500㎡以上と決まっている為、

生垣の手入れをするといっても、一周すると結構な量になる。

伊豆は雨が多いせいか樹木の成長が早くて、
あっという間に縦にも横にも枝が飛び出しくる。

年に何回かは定期的に剪定をしないと、周りに迷惑を掛けることになります。

生垣の剪定の回数

生垣は年に2回は剪定する必要がある。 

刈り取った枝葉は有料ゴミ袋に入れてゴミ出しする。
落ち葉の季節には1度に45Lゴミ袋を10枚以上使う。結構出費です。

可能ならば生垣は目立つのでプロに頼むのがベスト。
自分でやるとバラツキが出来ますが、それでもやらないよりはましです。

プロに頼むと剪定した枝葉も持って行ってくれて楽です。

ただし、処分代が別途かかります。

よく、敷地に伐採した丸太を積んでご自由にお持ちください、

と書かれた札が立っているところがあります。

暖炉を使う方には喜ばれますね。


冬の暖炉の薪代は月3万円くらいかかるそうです。

でも寒くなってあちこちで薪の燃える匂いがするのが、

大~好きなんですよ!!すごく良い匂いがします。

芝生の手入れ

見た目は美しいが、手入れは大変。

1年に何回も芝刈りや消毒をしないと美しさを保てないです。

美しいのは最初の3年間だけ。 

あとはどんどん雑草の種が飛んできて、草取りが必要。

これはシニアにはきついです。

背の高い樹木の手入れ

樹木の高さ制限

背の高い樹木は最初から屋根より低く高さ制限した方が望ましい。

又は最初から伐採するかのどちらかです。

1年で1mは伸びるというのが私の印象です。

大木の伐採の費用

10mもある木だと切ってもらうのに1本20万以上かかる。

やはり、入居する時に最初から切っておいた方が後が楽です。

落葉樹は掃除の手間を考えてから。

落ち葉の掃除は加齢と共に身体の負担になる。

常緑樹もあるのでご一考下さい。

別荘にしている方の場合ですが、
落ち葉が外の溝に溜まって水があふれて道路に流れていないでしょうか?
結局、それは隣の方が溝掃除をすることになる場合があります。

そして、その溝から取り出した落ち葉やゴミは、

掃除した人が買ったゴミ袋に入れて

ゴミ捨て場まで持って行かないといけないのです。

ものすご~く迷惑な話なんです。

だから、生垣等をプロの方に手入れをお願いしている場合には、
溝掃除も必ずお願いしていただきたいのです。

特に落ち葉の季節には何回もすることになります。

別荘を美しく、そして周りに迷惑を掛けないように維持するためには、
それ相応の出費や手間が掛かるのは致し方のないことです。
どうかよろしくお願いします。

大木を放置するとどうなるのか?

半島は都会よりも風が強い日が多いです。

そこへ大型台風が来るとどうなるでしょうか?

上の写真は実際の伊豆高原の被害の写真ではありませんが、

2019年10月の台風の被害で、これと同じように根こそぎ倒れた大木が

伊豆高原や吉田、川奈でも倒木や屋根瓦が飛ぶなどの被害が出てしまいました。

特に池地区の山が崩れて川がせき止められて、下の八幡野地区が断水にな

りました。水が通るようになるまで1週間以上かかりました。

伊豆高原は溶岩台地なので岩盤としては強いのですが、

土が少なく岩だらけで、根が張れにくいので木の成長には辛い条

件なのです。

これは花壇や畑を作るのも同じことが言えます。

土は買ってトラックで運んでもらい庭に入れることになります。

災害とは関係なくても、万が一自宅に大木が倒れたら困るとお隣さんから、
クレームがあったら切るしかないです。

これは実際にあった知人の話です。1本切るのに20万かかったそうです。

このようなリスクは最初から背負わないようにしましょう。

お薦めのお手入れ方法

1・植木屋さんに年間契約で手入れをしてもらう

単発でもOKだが、植木屋さんは忙しい方々なので要相談

2・シニアはなるべく梯子を使わない

私の周りでも、梯子から落ちて骨折したとか、腰を打って入院とかいう話をよく聞きます。シニアはお金より身体が大事です。

3・花を植える花壇は小さ目に(自分の反省を込めて)

コツは加齢と共に手入れが必要な場所を小さくしていくことです。

花を育てるのに夢中になると、庭全体に最大限に植えてしまう。(15年前の私)

その結果、草花が大きくなっていくと混んできて収拾がつかなくなり、

余計に手間がかかるようになる。花好きゆえにドツボにハマります。

特にバラは大敵! 一番寒い時に根元周りに大穴掘って肥料を放り込む。

過酷な土方仕事です。バラを引退したいです。

シニアの場合はいつか庭仕事が負担になってきます。

4・いっそ入居時に草が生えないようにコンクリートで埋める。

勇気がいるけど後が楽。大切な時間を他のことに回せる。

最近、新築のお宅でこれを実行された方がいらして、感動しました!!

見かけるたびにその思い切りの良さに胸がスッとします。

もう草取りをしなくていいんだなあ・・と本当に羨ましい限りです。

  1. 雑草防止の防草砂がきれいなのは3年~5年までです。それ以降はヒビが入ったり、コケが映えたり、割れたりでして駄目になるので要注意です。
  2. 同じ価格ならモルタルで埋めた方が良い。
  3. 砂利敷きも駄目。良いのは最初だけで、2~3年くらいで雑草が生えてくるので草取りが余計に大変です。

5・柑橘の木は周りに十分なゆとりを持たせて植える

道路際や駐車場脇などに植えるとあとで切る羽目になることもあります。

我が家は甘い柿の木を泣く泣く全部伐採した。

柿の実が台風等で隣人の車に落ちる恐れがあった為。

なぜ庭だけで住んでいる方の状態がわかるのか?

熱心に庭仕事をなさっていた方が、なんだか最近お姿が見えないなあ・・・と思っていたら、3か月で庭の草がぼうぼう。変ですよね?

これがサインです。ご夫婦のどちらかが倒れたか、亡くなられたか、都会に帰ったのか?

又は人の気配が全くしなくなるのは売りに出されている可能性があります。

元気ならご自分か、庭師さんが庭の手入れをされています。

だから庭を見れば大体住んでいる方がわかるのです。

 

結論

  1. 垣根の剪定は目立つ場所なので、なるべくプロに頼んだ方が良い。
  2. 芝生の手入れも加齢具合によっては、腰を痛めるよりはプロに頼んだ方が良い。
  3. 大木は躊躇なく入居時に伐採する。
    台風などで倒れ
    被害が出るよりはましです。
  4. 花壇は加齢と共に小さくしていくと良い。
  5. シニアは極力梯子を避ける。怪我して後悔しても遅い。
  6. 庭の手入れはお金がかかるので、最初に先々まで見据えて計画を立てる。
  7. 無理そうなら、最初から手間が掛からないような庭にする。

なんだか消極的なお話になっていますか?(笑)
庭に関しての希望に満ちたお話は50代にお任せします。

現在、我が家では夫が77歳、私が69歳ではこの16年間の流れを正直にお話ししなければなりません。60歳と70歳では残念ながら考え方も行動も変わるのです。

建物だけでなく、庭や生垣などお金が掛かるポイントが色々あるので、
身体が動くうちに手間がかからないような庭作りをお薦めします。

では身体と相談しながら楽しい移住生活をお楽しみください。

ここまでご覧いただきましてありがとうございました。

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