先日のTV番組で紹介された
ご夫婦の自給自足のレベルが凄すぎた。
それでいろいろ考えさせられることが多くて、
今日は仕事だったのに、頭から離れなかった。
私はつくづく人間修業が足りない・・と反省しきり。
今日はこの素晴らしい工夫が凝らされた自給自足生活についてお話です。
東北の秘境に住む若いご夫婦の生活環境
昨日の番組を見ていない方にざっと説明すると、
東北の秘境に、0円の手作り家を建てて住み、
電気・ガス・水道は契約していない。家族で住んでいる。
モットーが「自然のモノで生活して、それをまた自然に返す」と
いうことだそうだ。これを実行するのはなかなか至難の業。
家は廃材で手作り
夫の手作りで廃材などを集めてほぼ0円で作ったそうだ。
ものすごく器用な方ですね。
だって基礎工事だって大変じゃないですか?
公営水道 ない
水は山から引いて来る。これは結構聞きますね。
やはり山は上の川から水を引くしかないんですね。
災害があっても山に行けば水があるということ。
伊豆高原の奥の池の方も水が豊富です。
良かったら見に行ってください。
平坦なので散歩コースになっています。
ガス ない
調理は手作りのかまどのような?細長いストーブのような?
夫製作のアイデア物。これは凄い!
これはキャンプ向きに商品化できそうだなと思った。
栗のイガを燃やすと、わーっと火力が上がって強火になるっていう
ところが見ていてすごく気に入った。
イガは一度燃やしてみたい。だからデイキャンプに行きたい。
イガって処分に困るものだったんだけど役に立つんだなあ。
電気がない
だからと言って、ランプを付けるわけではない。
暗いままか、いや使うこともあるかもしれないが、
ソーラーパネル2枚をホームセンターで買ってリヤカーに乗せていた。
それを動かして太陽の向きに合わせて蓄電して使うのそうだ。
素晴らしいじゃないですか。
やっぱりそこが現代だなあ。良かった。
ミニ冷蔵庫もあった。
お風呂 ない
水で洗うらしいけど、4歳の子供が風邪を引いたことがないっていうのも感心した。
だって小さな子は病気が多いし、よそからも貰ってきたりするから。
冬はお湯を沸かすよねえ? そこまで言ってなかったけど気になる。
下水 ない。
当然山奥にはない。普通はボットンか、浄化槽を付けるかですよね。
トイレ 洋式で座った下にはバケツ
これは離れの小さな小屋の中にあって、
洋式トイレになっているが、下の受けが枯葉が入ったバケツ。
用を足したら上から燻炭をかける。
燻炭だから臭いは吸収するんじゃないかな。
これは大災害時に参考になるのではないですか?
以前、外国人だったかな? バケツの中にはもみ殻が入っていて、
これもあまり臭いがしないと言っていた。
災害時の参考になりますね。
もみ殻って備蓄しておいた方が良いのだろうか?
燻炭ならホームセンターに売っているんだけど、非常に高価です。
そのバケツは定期的にゴミ箱?みたいなところに入れて、
野菜などの肥料にするのだそうです。まあ自分たちの物だからね。
面倒な気がするけど、ここが辛抱なんですね。私は根性なしだけど。
トイレットペーパーはキーウィの葉っぱの裏
これは一番気に入った。裏がビロード的で柔らかいのだそうです。
この工夫が凄い。どうやって考えついたんだろう?
ペーパーを使わないで済む方法ね。サバイバルだ。
でもキーウィの葉っぱは簡単に手に入らないですね。
食料
野菜やみそ、しょうゆなども出来るだけ手作り。
この辺りはもっと詳しく知りたかったです。
保存食とかどういうものを作っているのかな?
教えて欲しいです。
食事
子供だけ3食。大人は夜のみ1食。1食で十分なのだそうだ。
これはTVでよくお見かけする先生も同じ意見でしたね。
夜だけの1食だそうですよ。
手作りの野菜料理などで子供が美味しい!って言って食べていた。
そういえば、この男の子は畑の水菜を採っては、
むしゃむしゃと美味しいって言って食べていた。
だから身体が丈夫なのかもしれない。
だって食品添加物なんか全然身体に入っていないんだもん。
身体の抵抗力がきっと凄いんだろうなあと想像するわ。
通信
携帯(アイフォン)とパソコン(MAC)は高級品だったね。
現代の若者はここが違うわね。いいなあ・・。良かった。
何はなくともパソコンと携帯は必要。
これも大事なライフラインだと思う。
この2つがあってホッとした。
シニアに野外のトイレはきつい
結局ここが問題。だから私はキャンプ場で寝られない。
我が家では、夜中に2階から1階のトイレに行くのも辛いのに、
外のトイレに行くのは大変だ。
それにあそこは雪国だし冬場はどうしているのかな??
これは続編があるといいなあ。
自然が多ければ虫や動物も多い
私は虫が苦手。土も素手では触れない。
自給自足の生活はそんなことを言ってはいられない。
でも自然がいっぱいの移住生活にはつきものなんですよね。
サルやイノシシにも遭遇する。 蛇もいる。
ムカデも部屋の中やトイレにも出て来る。
森の中にお邪魔しているのは人間の方だから仕方がない。
シニアは自分に合った気候の移住地を選びましょう
真夏の蓼科や軽井沢しか知らないのに、あそこに住みたいと言った夫。
全く・・・・シニアはここは譲ってはいけない部分です。
現実を見なければ・・・・九州育ちの夫婦です。
東京だって寒くって東北の一部だと思った私。
ここ伊豆高原でも冬は寒くて仕方がないのに、
雪国なんて住めるわけがないのです。
それでも寒冷地に住む方は本当に凄いです。
まとめ
- 人間はライフラインがなくても工夫次第で生きていける。
- それでも携帯電話とパソコンは必要だ。
- いつか来る大災害の為に自給自足の方法を頭に入れておこう。
- 災害時にはライフラインが長いこと止まることが予想される。
- 災害時には都会より田舎の方がなんとかなりそうだ。
- 移住地を探すなら、自分と気候の合う場所を探そう。
今回はとても勉強させていただきました。
また、番組を通して有益なことを教えて下さったご家族の方に
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
追記・2022年4月10日
先日このご家族の続編のような番組がありました。
ロケの季節が真冬で、せっかくの引いた水が凍っていた。
夜中の2時に起きてストーブを炊く。寒冷地に住むというのは大変ですね。
冬はキーウィの葉っぱがない。代わりにティッシュがあった。
頂き物なのだそうだ。 良かった!
食料が不足気味になる。 これはちょっと大変そうだった。
こたつがあった。中には小さなかまどのようなものが入っていて、
炭を入れているそうだ。やっぱりこたつは最強ですね。