この前地元の方が作られたダイダイのマーマレードを買ったら、
すごく美味しくて後を引くんですよね。
ずーっと頭に残っていた。
材料は伊東市のいで湯っ子が安い
たまたま、JAのいで湯っ子に寄ったら、なんと4個入りが150円で売られていたので
もう買うしかないですよね。手に握ったら離さなかった私・・・。
また仕事を増やしたわ。
出来上がりを買うと、美味しいのですが、
1瓶の半分の量で300円はするので、自作すれば随分安くつきますよね。
![](https://kogomin.com/wp-content/uploads/2022/01/P1301920-300x225.jpg)
去年の春に甘夏のマーマレードを作って以来かなあ。あれは上手に出来た。自画自賛。
ダイダイで心配なのは単体で食べるものではないというところ。
そこが甘夏とは違う。
ポン酢を作るくらいだから、なんせ酸っぱいし、
香りが結構強いということは野性味も強い。
それ相応のえぐみや苦みもありそうだから手ごわいな。
ダイダイの効率の良い切り方
柑橘の効率の良い切り方は下の写真です。
皮に均等に切れ目を入れていけば、あとは簡単に手で剝けるのです。
大きめの柑橘を切る時は、いつもてっぺんと下を輪切りにする。あとは、皮に切り込みを入れていくと簡単に皮がむける。皮は千切りにする。中の実の部分は横半分に切る。
種とジュースを分ける
実の部分はわざわざ種を取らなくても良い。一緒に絞って容器に入れて、それをざるで漉す。
漉した中の種はお茶パックに入れる。
![](https://kogomin.com/wp-content/uploads/2022/01/P1301935-300x225.jpg)
下は実を絞ったジュース。
皮を煮た後にすること
最初の1回目にやることは、鍋に水を入れて5分ほど煮る。
煮たらざるに漉して、水にさらして、軽くもみ洗いする。
そのあとは水を捨てて、また新たに水を入れて5分ほど煮る。
煮たら、又ざるで漉して水にさらす。もみ洗いはもうしない。
これを甘夏だったら3回繰り返すだけなんだけど、
ダイダイは苦みが強いから4回繰り返した。
最後は砂糖を入れる。
私は白砂糖を使わずにきび砂糖を使っているから、出来上がりの色は
あめ色に近い濃い目の色になる。
えぐみや苦みを和らげるコツは?
みりん50ccくらい入れると味がまろやかになる。 あと白ワインも入れます。
お砂糖の量は特に書かないけど、味見をしながら自分好みにして下さいね。
上のポイントにあるように、鍋にみりんや白ワインを入れる。
これが苦みやえぐみを柔らかい味に変えてくれます。
もちろん最後の煮詰める段階で、お茶パックに入れた種も一緒に煮詰めていきます。
煮詰まったら出来上がりです。
空き瓶をレンジで消毒する
空き瓶は蓋を外して、少々水で瓶の中を濡らして、消毒代わりに電子レンジで
約1分くらい加熱します。
マーマレードはまだ熱が残っているうちに瓶に詰めていきます。
![](https://kogomin.com/wp-content/uploads/2022/01/P1301947-300x225.jpg)
あとは蓋をしっかり付けて、冷蔵庫で保存します。 私はいつもお砂糖を少なめにしたりするので、結構冷凍にしたりします。
最後にダイダイ茶を作ります。
マーマレードを煮詰めた鍋に水を少々入れて、お茶パックの種も入れる。
先程使ったへらやスプーンもそこの鍋で洗うようにして、加熱する。
そこで味が足りなければ、出来上がったマーマレードも足して
柚子茶ならぬ、ダイダイ茶にしてあとでゆっくり飲みます。
お疲れ様ティーですね。
続々と収穫される多種の柑橘類
伊豆に来てからいろいろなマーマレードを作ったのですが、
一番素晴らしい素材はニューサマーオレンジだと思います。
ニューサマーオレンジは伊豆の名産です
ニューサマーオレンジは昔、「日向夏」と呼ばれていました。
日向夏は伊豆の名産になるので、お土産類も豊富なのです。
爽やかな風味と、さっぱりした甘さ。皮も薄目だし。
本来の食べ方は、中の果実と白い綿を一緒に食べるのです。
ただこの季節は5月~6月ですので楽しみに待ちましょう。
伊豆くらい多種類の柑橘が出来るところは少ないと思います。
伊豆独特の地形と海風のミネラルや日当たり。雨の多さが柑橘に合うんでしょうね。
特に今は青島ミカンからポンカンへと移ってきていますが、
そのうちに、「はるか」や「はるみ」ミカンが出て来るのですごく楽しみです。
注目は伊豆産レモンやオリーブ油
あと、ゆず類、伊豆産のレモンも無農薬の物が多いので安心して使えます。
最近は熱海レモンを使った名産が増えているのです。
あと、伊豆高原でもオリーブを育てる事業があって、
もうオリーブ油にして販売されて売れてました。
オリーブ油がお好きな方が多いようで、1本5千円近くしていましたが
売れたようですよ。
甘夏ミカンでマーマレードを作る場合のコツ
念の為の、甘夏ミカンでマーマレードを作りたい方へ
外側の皮を2ミリくらい剝がすつもりで取ると、苦みやえぐみがすごく軽減されますので、どうぞ覚えておいてくださいね。
まとめ
- 柑橘の種類によって、湯でこぼす回数が変わる。
- 甘夏の場合は3回。ダイダイは4回くらい湯でこぼすのが良い。
- 最初だけ、5分煮たらざるにあげて水の中で軽くもみ洗いをする。
- その後は5分煮てざるにあげて水にさらし、また煮るの繰り返し。
- えぐみや苦みを抑えるのに、みりんや白ワインを入れるのがコツ。
- 空き瓶は電子レンジで加熱して消毒する。
- 種はお茶パックに入れて最後の煮詰めている段階で入れて、種のペクチンで
とろみをつけさせる。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。