なぜ移住を決意したのか?田舎暮らしをしたいという夫の切なる願い

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決定的だった移住理由と、その前後の作業一覧も書いたので、
皆様の参考になるとうれしいです。

この記事は3分で読めます。

目次

移住を決意した決定的な理由

理由・ 夫の切なる希望

なあ~んだ・・と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
ここに至るまでには、夫の定年までの長い我慢の会社生活が
あったのです。

とても不器用な人なので、仕事を続けるのが辛かったのだと思う。
細かいことは書けませんが、必死で定年まで辛抱して、辛抱して、

62歳で定年退職したら2日以内に引越しをした。

そんなに嫌だったんだ・・・・!

夫は定年後に田舎暮らしをしたいとずっと前から言っていた。

私の方は仕事に恵まれ、趣味で団体も作っていて、
その活動も活発だったし、

友人も多くて楽しく毎日を過ごしていた。

夫は辛い毎日。  私は楽しい毎日。

結局、夫の頑張りもあって住宅ローンも完済。
私も解放されて仕事をパートに切り替えた。

そして老後をどうするか?を考えていたが、
いつかは田舎に引っ越すのかなと覚悟はしていた。

私の友人達の反対意見が面白かったのでご披露

  1. 旦那さんだけ一人で田舎に行ってもらえないの?
  2. 普通は田舎暮らししたいとか思わないよ
  3. 私だったら絶対嫌。定年まで働いた夫の希望でも嫌
  4. 田舎に行ってどうするの? 何もないでしょう?
  5. どうやって趣味の会に通うの?遠いから大変でしょう??

これは誰もが田舎暮らしについて思うことですよね?

でも私を今まで食べさせてくれたのは、友人ではなく夫なのだから、
当然、結果は決まっていた。本当にごめんなさい。

とにかく私は定年まで辛抱して働いてくれた夫の希望を、
絶対叶えなければならないと思った。

後のことはその時に考えていけばいい。娘は独立。私は53歳だった。

結局友人達に不義理をして、反対を押し切って夫婦で伊豆に来た。

人生をリセットする意味

とにかく誰も知らない場所に行きたい。

定年後は人生をリセットして、生き直したいという夫の気持ちは、

何も言わないけど、私には痛いほどわかっていた。

彼は孤独だったんだよね

これからは好きなように過ごしてほしいと思った。

田舎移住もたった1つの理由で
決まることもある。

ここは夫優先で間違っていない。

今もそう思っている。

私はどこにいても何とかするタイプだから問題ない。
都会に行きたかったら遊びに行けば良いんだから。

移住前後の作業一覧

田舎暮らしを決意したら? いろいろと手続きが大変です。

楽しいというよりも、本当にこんなことが出来るの?という

不安な要素がいっぱい。

1・移住地の選択

私達は移住する前から観光地などにドライブに行った時には、
必ずそこの分譲地や別荘地を覗きに行っていた。

これはただの好奇心なんだけど、
ここで暮らしていたら?という疑似体験を味わえるのが面白かった。

でもいざ移住するとなると、毎日必死でネットで探した。
夫はどこでも良いのだそうだ。

2・候補地一覧

箱根・伊豆・三島・伊豆市・富士五湖周辺・三浦半島
・神奈川県の山奥・奥多摩・山梨県北斗市・蓼科
・白樺湖・那須・千葉 など。

本当は二人の故郷である福岡にも行きたかったが、
娘の負担を考えてや諦めた。

3・移住場所の条件(私の場合)

  1. 夫の持病上、年間通して外を散歩できる気候
  2. 都会に電車で2時間くらい
  3. 海が近い。盆地は×
  4. 東北の大地震の教訓もあり、海抜50m以上
  5. 山崩れがありそうな場所は×
  6. 川や湖のそばも×(津波の教訓)
  7. スーパー、ドラッグストア、銀行、郵便局、交番、コンビニ、
    消防署などが海抜30m以上はあるところ
  8. 駅まで車で10分以内。バス亭も徒歩が可能
  9. 市内に大きな病院や、すべての科目の医院があること
  10. 明るくてきれいな別荘地

この条件をすべてクリアしたのは伊豆高原でした。

私の結果は出たんだけど、その前にとりあえず夫の希望も聞いてみた。

そしたら、希望は「蓼科の別荘地」だそうです。
確かに今までは夏には必ず行っていました。

どうも真夏に遊びに行った時の記憶のままのようです。

しかし!!

標高1300m以上の場所に九州育ちの年寄りが住めるわけがない!

だから彼には任せられないのです。

ただ、共通している意見はあって、
普通の田舎じゃなくて、観光地にある別荘地が良いということ。

人づきあいが面倒そうだからと夫が言ったので、それは私も賛成した。

実際に住んでみて思ったのは、
別荘地内は田舎じゃなくて都会でした!

人間関係がさっぱりしていて、
挨拶くらいでほとんど接触はないです。

誰にも干渉されることもなく、快適そのものです。

不動産の選択

16年前はまだ不動産が高かった頃で、

予算の少ない我が家は苦労した。

でも幸運に恵まれて、

別荘地にある今の中古の家に出会って買った。


1・購入の算段

前のマンションは11階だったこともあって
なかなか買い手が見つからなかった。

しかも、この頃は全面的にマンションの内装をリフォームをしたばかりで
お金がかかった上に、伊豆の物件探しもあって、

いろいろと金銭的に綱渡りのようで不安だった。

2・リフォームが予想以上に高い

伊豆物件のリフォームも必要で、業者との打ち合わせで
何度も往復もした。

結局、伊豆のリフォーム費用に600万かかった。

ここは反省するところ。予算を先に考えるべきだったが、

知人に聞くと、リフォームは家の外と中で合わせて500万かかったそうで、
それで私もなんとなく納得した。(笑)

移住のタイムスケジュールと準備

決まった移住地の物件探し、現地での内見、自宅売却、

リフォーム相談や打ち合わせ。その期間は大体3か月くらい。

すべてが大急ぎです!

何より引越し直前に教習所に通った私の運転免許も入っている。

ここで免許を取ったことが、
私の一生で一番偉かったと今でも自画自賛しています。

引っ越しの荷物整理と荷造りは約2週間で終わらせた。

引越し日は伊豆物件のリフォームが出来上がった翌日だった。

夫が一刻も早く都会を出たがったということもあったが、
マンションの購入者が入居を急いでいたので、こちらにも合わせた。

伊豆高原に移住

引越し当日は桜並木の桜吹雪が舞う中を車から眺めて、本当に感無量だった。
この日を迎えれらるかどうかは分からなかったから。
今までの作業はほとんど私一人でした。

夫が同行したのは伊豆物件を1度見に行った時と、
不動産屋で伊豆物件の契約する時と、
前のマンションの売却手続きを銀行内でした時くらいでした。

すべて夫名義なので。(笑)

結論

  1. 移住する理由は夫の希望だった。
  2. 田舎暮らしを反対する理由は皆同じ。
    その対処をクリアにしておく
  3. 移住地の選択は何回か季節や天気を変えて、
    多くの場所を見学する。悪天候の時こそ見ておいた方が良い。
  4. 地理的な条件や買い物場所・病院などを調べるのは、
    都会にいてもネットで出来る
  5. 移住先の物件探しはネットで検索。場合によっては
    すぐ下
    見に行く。良い物件は早い者勝ち。
  6. 決めた地域の売り物件は記憶できる。あらかたの売り物件を下調べをしてから、不動産屋さんに声をかける。
  7. 不動産業者関係は競争が激しい。他社の物件にケチを付けられることもあるので要注意。嘘ではないだろうけど、
    自分でもよく調べて検討することです。
  8. リフォーム代は膨れがち。予算を決めて相場を事前にリサーチする。
  9. 職人さんは分業の世界。リフォーム業者は司令塔だから、十分に情報を得てから決める。高めの別荘価格に注意。
  10. 移住についての決め事のイニシアティブを取るのは誰か?を
    最初にはっきりさせないと業者が困る。

移住をお考えの方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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