資金と入居までのタイムスケジュールは用意周到でも順当にはいかない

☆ 当ページのリンクには広告が含まれていることがあります。

16年前の4月4日 桜吹雪が舞っている中を越してきた。

その時の気分はルンルンワクワク。そりゃそうですよね!

しかし、予想と現実は相当違うものだった。失敗談も豊富。

では順番に説明します。

この記事は3分で読めます。

目次

売ると買うが一致するまでに必要な物

必要な物は、つなぎの資金だ。ああ・・やっぱり?

うちは永住の為の引越しであって、別荘を買う方々とはレベルが違う。

まずそこを頭に入れていただきたい。

なんせ私は直感で動く人なので失敗も結構あるのよ。

それが資金計画。 土台計画なんてなくて、

大体こんなもの?くらいだった。

世界中のどんぶりは私の為にある。

もう途中で何回も無理か~?と思ったのに、

それがなんとか繋がって引っ越せたのも奇跡だった。

マンションが売れない

これが駅に近いというのに中々売れなかった。

マンションが11階ということで、意外と高所恐怖症の人が多いみたい。

これが一番の誤算だった。ただローンだけはすべて完済していた。

売れるまでの3か月間、いつ見学者が来るか分からないので、

毎日慣れない?掃除をして疲れた。(笑)

買う人が見つかったけど予定が合わない

3か月ほど経ってようやく買ってくれる人が見つかったが、

すぐ入居したいと言うし・・・。

結局、向こうの高額な賃貸家賃をうちが払うことになってしまった。

どんぶりのせいだ。

売れたのが2月。 全部並行して進めないといけなかった。

伊豆のリフォームも全面的にやっていたから、時間がかかっていたし、

その打ち合わせの為に何回も足を運んだ。

移住の手続きは遠いから大変(交通費も高い)

伊豆の真実=伊豆急線は日本で一番運賃が高い!

用意する書類や手続きがいっぱいあった。

ただ、私が早めに仕事を辞めていたのが幸いだった。

仕事を抱えながらでは大変だと思う。

必要な手続き・・まだあったような・・?

銀行・郵便局・市役所・電気・水道・ガス・電話・マンション管理組合・借りていた駐車場

ADSL・趣味の会の引継ぎ(団体を抱えていたのでこれは揉めた)引越しの手筈

伊豆のリフォームの打ち合わせや調整・連絡。通っていた病院への連絡と整理

ご近所や管理人さんへの挨拶。友人達にも挨拶。 親戚や友人達に住所変更の連絡

あと、移住した先でも同じような手続きが待っている。

こういうのだけは私の得意とするところ。

引越し先の病院や買い物場所は全部調べてから行った。

でも私が一人でしたから、やっぱり長かった・・・。

 

夫は引越しギリギリまで仕事をしていた。

夫は面倒なことは大嫌いなのよね。

彼が移住に関してかかわったのは、

売買の契約の時2回と物件を見に行った時だけ。計3回

夫が田舎暮らしをしたいって言ったんだけどねえ・・・。

引越しまでに免許が取れるか?

引越し前までに免許を取る必要があった。

でもぎりぎりまで決断できずにいた。

ようやく決心したのは移住2か月半前。

伊東にも教習所はあるのだけれど、山の上にあったし、

教習所の送迎バスの乗り降り場所や、仮免の運転コースなど、

知らない道を上り下りするなんて、どう考えても無理だった。

 

その点、都会にいれば家の近くまで教習所のバスが停まってくれるので、

取るならここでやるしかないと決心した。

車のトラウマを克服できるか?

私は車にトラウマがあって、教習所に行くのがものすごく憂鬱だった。

弟が10歳の時に交通事故で亡くなったから、車がトラウマになっていた。

それでもなんとか合格したのは、引越しの1週間前の53歳の時だった。

3月だったから、10代の子達でごった返している中をシニア女性は二人だけだった。

肩身が狭くて、その人と仲良くなって励まし合った。

友人が教習所内で交通事故に合う

ウソーーーッ!!と言ってしまった珍しい話。

彼女が教習所内を走っている時に交通事故に合った。

これは教習所が始まって以来、前代未聞の出来事と言われたそうだ。

 

つまり、のろのろと金網の内側を走っている時に、

金網の外から車庫入れしようとしていた近所の人が

アクセルとブレーキを間違って金網を突き破り、

あやうく彼女の車にぶつかりそうになったのを、

教官がとっさに避けたそうだ。

それはびっくり仰天ですよね。見たかったわ~。

免許を取ったことで何が変わったのか?

必死に頑張って取れたけど、疲れ切ってしまった私。

でも私の一生の中で一番偉かった! 今でも自分で褒められる!

もうこれで夫が倒れても病院に連れていける移住生活には必須なのだ。

成功したのは、やはり都会にいた時に教習所通いをしたことが良かったんだと思う。

通学もスムーズだったし、伊東だったら夫に送迎してもらわなければ通えなかった。

夫は運転反対だったから、ずっと内緒にして通っていたということもある。

とにかく、桜咲く!だ。おめでとう。私。

私はトラウマを克服して自分に自信を持つことが出来た。

さあ、移住生活が始まった

でも予想と現実は相当違うものだった。

気候

移住先の気候に中々慣れなかった。 なんて風が強いんだろう。

あとでわかったことだが、伊豆は半島だから春は強風の日が結構あるのだ。

海が近いってそういうこと。

稲取の丘に建っている家などは雪国みたいに、玄関が二重になっている家が多かった。

最初のガラスで囲まれたみたいな玄関に入ったら、ドアを閉めて、

もう一度本当の玄関ドアを開けるみたいな感じ。

風が強いからだろうと思った。

 

我が家は玄関より二階に雨戸がない。

最初の頃は強風でガラスが割れるんじゃないかと心配で、

ずっと窓を見張っていた。とにかく風が強くてビュービューと鳴るんですよ。

失敗!リビングで注意するべき造りは?

4月は引越しシーズンで、うちのエアコンの取り付け工事が引越しに間に合わなかった。

到着した日から約10日日間は小さな電気ストーブ1個とこたつ1個だけしかなかった。

灯油の温風ヒーターをマンション買ってくれた人にあげたことを後悔した。

シニアは当然オール電気でないと危ないと、

前から思っていたから必要ないと思っていた。失敗だった。

リビングの吹き抜けが大きいせいもあるが、

高原の寒さに震えあがった。

ただ、新築の高気密の住宅だとたいして寒くないらしいけど、

部屋の大きさによると思う。小さいとそんなに寒くないけど、

リビングが大きいと、エアコンをつけても寒いのには変わりない。

今までマンション生活が長かったから、これは辛かった。寒さに慣れることはない。

やっとエアコンの工事に来てくれたのが、引越しから10日くらい経ってからだった。

吹き抜けの問題点

とにかく暖かい空気がすべて上に行ってしまって足元が寒い。

暖気がざるから抜けるがごとく、どこへ行ったの?というくらい、

暖房が利かない。光熱費がかかりますよ。電気代が3万円超しました。

ただし、床暖房ならマシかも。どんな感じなのかは知らないけど。

天井のファンも回した方が良いですよ。我が家は面倒で付けなかった。後悔。

でもいつも回っているのは、なんだか落ち着かないよね。

 

あの頃は「日帰り温泉 高原の湯」も大人1000円だったから、

夫婦で毎日2000円は高かった。

かといって我が家の風呂場は寒くて、裸になったら風邪を引きそうだった。

やっぱり温泉って温まり方が違うのよ。

風情のある風呂場には要注意

皆さんの移住前の夢を壊して申し訳ないが、

お風呂については事実を語ろう。

私の友人の話だけど、

湯船が広いとお湯をためるだけで1時間。

しかも周りを風情ある岩風呂だったりすると、岩がなかなか温まらないのよ。

じゃあ、入る人はどうするか?  湯船の真ん中で浮いてるんですって!

なんか笑えない悲しい話。いや、笑えるか・・。

岩風呂は寒い。風邪を引く

伊豆石を使った高級な風呂も寒そうだ。

しかし、浴室内に暖房が入っていれば話は別。最高だ。

露天風呂も夢はあるが、寒いし掃除が大変。

葉っぱが飛んでくるし虫も多い。

温泉のコケの掃除が手間

温泉を引いていると、時々湯船の中に緑色のコケみたいなものが付くから

ゴシゴシこすらないと駄目なのよとは友人の話。シニアが掃除で疲れる。

私が外の温泉に通う理由の一つは、お風呂の掃除を絶対にしたくないから!

だから掃除代だと思って温泉代を払っている。

それくらい嫌なの。今は足の裏が冷たいとすぐツルのよ。

結局、大きなお風呂や岩風呂は要らない。

浴室はホテルのようなバスルームが一番。

きれいで掃除が楽。床に暖房や乾燥設備を入れたら完璧だ。

こちらは湿気が多くて、晴れの日に洗濯物を干しても、

完全に乾くということはない。あとで乾燥機にかけるしかない。

パリっと乾かないから、このまま仕舞うわけにはいかない。

まとめ

1・移住は資金計画が必要

2・住んでいる物件が売れない場合はつなぎの資金が必要になる。

3・移住先が遠いと手続きや打ち合わせにも交通費等のお金がかかる。

4・移住前に都会で免許を取っておこう(夫婦共に)

5・マンション住まいの人が戸建てに移ると寒さが堪える。

@新築の場合は問題ないらしいが。 お薦めは床暖房。

6・リビングの吹き抜けには要注意。光熱費が高いし寒い。

7・岩風呂は要注意。岩が中々温まらないし、掃除が大変

8・大きな風呂場は暖房がないと寒い。

ここまでご覧いただきましてありがとうございました。

  • URLをコピーしました!
目次