今回は、私の無知ゆえの大失敗談をお話しします。
駄目にしたものを合計すると・・・おそらく何十万円分です。
ガックリ・・・。もう大ショックでした!
最初の1年は湿気に無頓着
こればかりは住んでみないと分からない話です。
伊豆は湿気が多いのですが、あとは住んでいる建物の条件次第です。
古い家だと部屋の中も湿気が多くなります。
断熱等がしっかり出来ているような家なら大丈夫かもしれません。
無頓着だったその結果は?
バッグ、靴、ベルト、手袋、スーツ・コート、帽子など
大事にしていたお洒落な革製品が全滅しました!!
必死に洗剤で拭いても駄目。戻りません‥‥・ショック・・・。
もう年金生活では現役と同じような物は買えないのです。
但し、いつも使っていたバッグだけは、室内に出していたので無事でした。
すべてが酷いカビだらけになり、もう使えない・・・。ひどすぎる。
田舎と都会との違いを1年後に始めて見せつけられたという感じでした。
なぜ気が付かなったのか?と疑問に思われるでしょうが、
それほど移住生活ではおしゃれな物は必要なかったのです。
ただ仕舞ったままでした。
駄目にした物の保管場所
押し入れ、クローゼット、洋服ダンス、整理ダンス、玄関の靴入れ、靴の紙箱など。
普通に都会にいる時と同じような場所にしまっておいただけです。
ごく普通です。汚れたまま仕舞ったわけではない。
でも移住生活では、それでも間違いだったのです!
都会と田舎の湿度の違い
そもそも土地の成り立ちが全然違うのです。
移住する時は、そんなことは全く知らなかった。
ちなみに気象庁のデータによると、今年は東京が平均湿度が70%だそうです。
伊豆市では、86%と出ていました。
都会のマンションの場合
住まいが11階だったせいもあるかもしれないが、
マンションの周りはビルや、建物だらけで、
公園にでも行かなければ樹木はほとんどない。
普通に押し入れやクローゼットに何を入れてもカビは全く生えない。
風通しが良すぎるくらいで、湿気を気にしたことがない。
洗濯物は簡単に1日で乾く。
夏なら1日で2回転出来る。
田舎の場合
新築物件なら別なのでしょうが、うちは古い中古物件ですから、
いくらリフォームにお金をかけても、構造自体はどうしようもなく、
湿気が床下から上がってくるのです。(今の建築法で建てた建物なら大丈夫です)
また、窓の密閉性が足りないということもあります。
湿度が家の中と外とでは、そんなに変わらないのです。
住んでみたら、伊豆は雨が多かったので余計に困りました。
(窓は全部オーダー物で、規格サイズではなかったので変えられなかった)
部屋に置いているタンスの裏もカビます。
例えば、東京と同じように雨が降ったとしても、
地面が土か?又はアスファルトか?という違いが激しいのです。
雨後に地面から発散する湿気が凄くて、急に晴れたりすると、
地面からもわ~っと蒸気が出ているのが見える時があります。
これでは晴れても、すぐには洗濯物は干せないのです。
それでも身体は湿気にすぐ慣れます。
むしろ、樹木の湿気を帯びた新鮮な樹木の匂いが素敵~なんて思っていました。
結局、1年経って大事なものが全部カビだらけになって、初めて実感したのです。
湿気の原因
1・伊豆は自然が多く、森の中に家が建っているようなもの。
樹木が多いと常に湿度があります。
ちなみに今書いている部屋の湿度計を見たら、90%でした。
これが普通です。窓も開けていません。でももう感じません。慣れちゃって・・・。
2・伊豆の地形が傾斜地になっており、海風も絶えず吹いて来る。
3・時間によっては、周りの樹木のせいで家が日陰になる。
4・傾斜地も複雑だから、東側に日光を遮るような崖が
あった場合は日照時間が減る。
ただし、とても良いこともあります。
伊豆高原は土地全体が傾斜地なので、どんなに大雨が降ってもさーっと下に流れて、溜まることはことはありません。地面の中も岩だらけで、土が少ないので水はけは良すぎるくらいです。最後は海に流れていきます。
洗濯物が1日では乾かない
これは移住して以来、ず=====っと悩み続けている不便さです。
毎日のことですから、それなりに手間がかかります。
これは住んでみて初めて分かることではないでしょうか?
移住地での洗濯物の干し方
パリッと1日で乾くのは1年に何回かだけです。
天気が良い日でも1日中は干せない。午後2時頃になったら取り入れます。
それ以上干すと、逆にまた湿気てくるので、陽ざしのあるうちに取り入れます。
これはどこのお宅でも恐らく同じだろうと思います。
完全に乾燥させるためには手間がかかる
あとは自宅の乾燥機で乾燥させるか、
冬ならばストーブの前にタオル掛けなどを置いて、最後の仕上げで乾かすのです。
さもなくば、翌日もまた干すということを結構します。
この場合は、お昼の太陽が出ている12時頃には取り入れます。
さすがに二日目ですから、これは乾いています。
そこまでやらないと引き出しの中が湿気るのです。
コインランドリーは必要
洗濯物が沢山ある時や、天気が悪い日が続くと、逆に目いっぱい洗濯物を増やして
ランドリーで全部をパリッと乾かします。お金をかける以上は少量では勿体ないのです。
布団カバー等大物や衣替えの頃などは盛大に洗濯しまくってランドリーに直行。
大型乾燥機で200円もあれば、すべて片づけられて、家事が一気にはかどります。
お薦めのランドリーは、高原の湯の入り口の横にあるランドリーです。
待ち時間は高原の湯のお休み処で雑誌でも読みながら、リラックスして待てるのです。
ただし、温泉は別料金ですよ。
サンルームがあれば快適になる
なんといっても伊豆に住むなら、サンルームが欲しいです。
春の強風、花粉、天候が不順で湿気が多い。
そんな日は余計に家の中で干したくない!
湿度が高い日に、洗濯物を家の中に干したら駄目です。
家が傷むし、あちこちにカビが生える原因になります。
私はエアコンをしっかり回して除湿します。
こんな時に実力を発揮するのがサンルームです。
良いなあ~ 羨ましい・・・。
実は我が家のリフォームの時に、
デッキの上にサンルームを付けてくれるように頼んだのですが、
断固反対されました。夫ではなく、業者にですよ!
その理由は、年を取るとサンルームの屋根の掃除が出来ないからなのだそうです。
私、丸め込まれました。事前に知っていたらと悔やまれます。
家の中の湿気対策
年に2回、乾燥剤入りの容器を50個くらい買います。
無駄な気もするのですが、それでも引き出しの中でカビることはなくなりました。
すべての引き出しや、タンス、収納ケース、クローゼット、食器ダンス、靴箱、に入れます。
これを年に2回取り替えます。結構な作業です。
何より、塩水でいっぱいになった容器が重い!
それを集めて、外の溝まで持って行って、1個ずつてっぺんを破って中の水を捨てます。
濃い塩水だから、配管に流しては駄目です。錆びますからね。
押し入れ対策
押し入れがかび臭い場合は、マスキングテープを四隅に貼りました。
何となく天井裏から風が来るような感じなんですよね。
もちろん、すのこも真っ先に買って敷いています。
それと、雨が続いたりすると、必ず押し入れの戸を開け放して、除湿器を回します。
乾燥した天気や、風がある時は開け放して風通しを良くしています。
クローゼット対策
これはクローゼットも同じで、この中に入れているタンスのドアの表面も裏もカビるので、
湿気が強い時は除湿器を入れ込んで回します。あと、なるべくドアを閉めないで、
薄いレースのカーテンもつけて、目隠しをしています。
ドアを閉めるより湿気対策としてまだ良いかなと思っています。
来客があった時はドアを閉めています。
これで随分カビが臭さがしなくなりました。
結論
1・ 移住生活とは湿気生活を制すること
2・ 常に湿度のコントロールを意識する
3・ 引き出し類には乾燥剤を入れると良い
4・ なるべく家の中では洗濯物を干さない。
5・ 家の乾燥機より、ランドリーの乾燥機の方がコスパが良い
6・ ストーブの温風も手間はかかるが利用できる。
7・ 外せるような戸びらなら、カーテンなどに代えて通気性を良くする。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。